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【体験談】人間関係で歯科衛生士を辞めたい!新卒で退職した結末

【体験談】人間関係で歯科衛生士を辞めたい!新卒で退職した結末
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私は歯科衛生士ですが新卒で入職した歯科医院を1年目で辞めたい…もう我慢できない!と思い、実際には11カ月の短期間で退職しました。

歯科衛生士を辞めたいと思った1番の原因は「人間関係」でした。なぜ貴重な新卒カードを失う羽目になったのか?反省点やすぐに辞めてしまった後悔、そして「辞めたあとにどういった進路を取ったのか?」までリアルな体験談をお伝えします。

この記事でわかること

・歯科衛生士を新卒1年目で辞めた人の結末

・早期に退職した人の失敗談や教訓

・歯科衛生士が辞めたあとの転職事情

目次
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私が歯科衛生士を「辞めたい」と思った3つの理由

キツかった実習や徹夜で臨んだ国家試験対策、そして厳しい歯科衛生士学校の教員の独自ルール‥‥。これらをすべてパスして、歯科衛生士国家試験にも見事合格。

晴れて「これから素敵な歯科衛生士になれるんだ!」と意気込んでいた私がなぜスピード退職をしてしまう運びとなったのでしょうか?

私が歯科衛生士を辞めたい!と思った理由は大きく分けて3つあります

  • 拘束時間が長く、心身ともにゆとりをなくしやすい(労働環境の悪さ)
  • 院長と折り合いが悪く、自分の性格とそりが合わなかった(人間関係)
  • 自分の能力を超える仕事に対して即座に応じなければいけない(教育システムの不足)

この中でも、私が「歯科衛生士を辞めたい」と思った1番の大きな理由は「院長との人間関係」でしたので、人間関係について堀り下げてお伝えしたいと思います。

歯科衛生士を辞めたいと思った1番の要因は「人間関係」!…だったが

急に仕事を振ってくる院長に適応できなかった

私が「歯科衛生士を辞めたい!」と思った最大の原因は「院長との人間関係」だったと考えています。

私は、新卒で就職した個人経営の歯科医院を11カ月(新卒1年目)に辞める運びとなりました。

歯科衛生士を辞めた大きな要因は、根本的に院長の性格や仕事のスタイルに合わなかったからです。「合わせられなかった」とも言ってもいいでしょう。

院長は「急に仕事を振ってくる人」でした。これは新卒未経験の私にとっては大変キツかったです。

仕事の性質上、難しい業務も即時に対応しなければいけなかった

私の努めていた歯科医院は新卒の教育システムというものがあってないようなもので、少し教わったら即本番、しかも相手は患者さんです。

歯科衛生士の主な業務のほとんどは医療行為にあたります。練習も重ねていない初心者の私に、急に難しい業務を振ってくる院長に当時の私は怒りすら感じていました。

また、ォフィスワークの方とは違って「難しい業務だから、後からやろう」「時間が掛かりそうだから、残業で応対しよう」などといった感じではありません。

患者さんは治療イスに座っているので、院長から言われた指示に対して即座に対応しなければならない環境は、私にとってはキツかったです。

ズルママ

働いている当時は院長に対して文句もありました。しかし、歯科衛生士を辞めてから11年も経った今だからこそ分かる。結局は自分が未熟だったんですよね。

今では過去の自分に反省しています……。

失敗から得た教訓|人間関係を円滑にするには能動的な働きかけが必要

新卒から1年も経たずに歯科医院を辞めてしまった私。貴重な新卒カードを失い、辞めたあとにたくさんの反省と後悔したからこそ、教訓が見えてきました。

私は、そもそも院長とコミュニケーションを取ろうとしていなかったことに気付いたのです。

院長と「仕事上・仕事外」でのコミュニケーションが取れずにいた点が、結果的にすぐに「歯科衛生士を辞めたい」考えにつながったと思います。

言い訳ですが、毎日のように院長にイライラし続け、そこに重なる過酷な労働環境……。新卒の私にとっては仕事面も生活面もすっかり心のゆとりを失っていましたので、人と良質なコミュニケーションを取ろうと能動的に動ける余裕は、当時の私にはありませんでした。

したがって院長とは仕事上の会話だけしか取っておらず、院長の仕事に対する価値観や本質的な考えに触れることができなかったのです。

多少理不尽なことを指示されたり、指導されたりしても「あのときの発言はなにを思って言ったのだろう」と、院長の人柄が普段からのコミュニケーションを通して少しでも院長の人となりが分かっていたら、辞めることにはならなかったかもしれません。

新卒で歯科衛生士を辞めた後悔は後からやってくる

辞めた直後は清々しい気持ちだった

歯科医院を辞めた当時は、とっても清々しい気持ちでした。なぜかと言うと「歯科医院の拘束時間がとても長く、心身ともに疲労がたまっていたから」です。

歯科業界にお勤めの方でしたら「あるある~」だと共感してくれるのではと思いますが、歯科医院で働いていると午前診と午後診の休憩時間(しかも気を遣うからあまり休めない)を挟むので、無駄に拘束時間が長いですよね。

しかも狭いスタッフルームに密になって他のスタッフたちと2時間程度ずっと居続けなければいけない……。どうしても気を遣いますので「休憩時間なのに気持ちは休めない状態」にあったので、私にとっては大変しんどかったです。

ズルママ

そんな労働環境にも慢性的にストレスを感じ続けていたので、辞めた後は夢だった長期旅行、具体的には沖縄の孤島に一人で行く計画を立てました。

旅行の最中は解放的な気分になり「あんな歯科医院、辞めてよかった!」と、のん気に構えていました。しかし喜びは束の間でした……。

「自己肯定感の損失」が仕事を辞めたあとにじわじわとくる

歯科医院を辞めたいと衝動的に思い、半ば勢いで辞めたあとの後悔は、すぐに感じていたわけではありませんでした。

しかし、仕事を辞めた後悔というものは、その後何年もかけてじわじわと自分の心に「自己肯定感の損失」という名の暗闇がじわじわと私の心を蝕んでいきました。

ズルママ

しかも、辞めた11年経った今でも「新卒1年目で歯科医院を辞めてしまった」ことへのダメージや後悔は少なからずあります。

短期間で歯科衛生士を辞めることは、「自己肯定感」が大きく損失してしまうことにつながると私は自身の経験から強く感じています。

歯科衛生士を辞めたあとに取った私の行動・進路

当時の私のように「今すぐにでも歯科医院を辞めたい!」と思っている方にとっての大きな課題とは「歯科衛生士を辞めたあとは、一体どうすればよいのか」という問題です。

「歯科医院を辞めたあとにすぐに他院に就職できるの?」といったことや、歯科衛生士以外の職種への転職について、私自身の体験談を通してお伝えします。

辞めたあとも他院への就職はスムーズに行えるのが歯科衛生士の強み(※ただし注意点あり)

歯科医院を早期退職するケースでは、以下をはじめとする不安点が挙げられます。

  • スキル不足だから、次の歯科医院で受け入れてもらえるか心配
  • 早期に辞めてしまったので「根性がないやつだ」「またすぐに辞めるのでは」と悪印象を与えないか心配

私自身も、これらの心配がありました。新卒で歯科医院を就職したあと、1年経たずに辞めてしまいましたから……。しかし、すぐに再就職先(歯科医院)を見つけられました。

私が実体験で得たことは「歯科衛生士という職種自体は、まだまだ売り手市場だな」ということ。歯科衛生士の再就職先に困ることはないでしょう。

花子

そう言われても、本当に再就職先があるか心配だわ……。

上記の不安への対処法としては、職場に「辞めたい」という前に、就職活動を先にはじめておいて、次の就職先を決めてから今のお勤め先に退職の意思をお伝えしてもよいでしょう。

花子

でも、そんなにスムーズに歯科医院を辞められるの?人手が常に足りていないし辞めさせてくれないかも……。

特殊な雇用契約を除き、退職自体は辞める意思を示してから(退職届をきちんと院長に渡すのが証拠も残るのでおすすめ)基本的に法律上は最短2週間で辞められます。まずは管轄の労基に問合わせしてみるといろいろと勉強になりますよ!

まあ、現実的には代わりの人材募集だったり引継ぎだったりを見積もって、1~2カ月程度で退職されるのが常識的の範囲内と言ったところでしょうか。

しかし、歯科医院を早期退職したいと思っている歯科衛生士さんに1点伝えておきたいことがあります!これも私の教訓ですが、もし早期退職をしたら「辞めグセ」がついてしまうかもしれないリスクがあるという点に注意してください。

これも私の経験上ですが、歯科衛生士は星の数ほど求人数があるので、さほど苦労せず就職が決まるはず。要するに「簡単に辞める→簡単に就職できる」この無限ループを繰り返してしまいがちです。

私も新卒で就職した歯科医院を辞めたあと、3件位離職と再就職を繰り返してしまいました…。

ズルママ

苦労をせずに得たものは、簡単手放してしまいやすい……。私はこのことを身を持って知っています。

歯科衛生士以外の転職先|私のケース

私は現在2人の子どもを持つママでもありますが、ママになってからは「歯科衛生士」という職からは一旦距離を置いています。

歯科医院が忙しい時間帯は、大体が平日の夜間(19時前後)か土日祝ですが、乳幼児を抱えるママにとって、上記の時間帯に勤務することは、私にとっては困難でした。

かといって、私が働きたい午前診の時間帯(午前中~お昼過ぎくらいまで)は、私の住む地域ではほとんど求人がないんですよね……。

しかも、いろいろ訳あって第二子出産直後に何かしらのお仕事を見つけて働かねばいけない事情ができてしまい…。生後1カ月頃の子どもがいるアラフォー女性を雇ってくれる企業や歯科医院なんてあるわけがない!う~ん、どうしたものか。

…と、そんな感じでいろいろと悩んだ挙げ句、歯科衛生士以外の転職先を見つけたんです!

歯科衛生士だった私の新たな仕事の形、それは「webライター」です。なぜwebライターを選んだのか?というと、一言でいえば「自宅で仕事ができるので育児と仕事を両立させる上で圧倒的に都合がよかった」からです。

「自宅で仕事ができるのならば、生後1カ月の赤ちゃんがいても、なんとか仕事にありつけるのでは?」と直感でそう思いました。そして個人事業主になるべく速やかに開業届を提出しました。

また、意外にも歯科衛生士とwebライターは相性がよいです。なぜならば、医療系メディアの記事を執筆して欲しいと依頼されるクライアントが結構多いので、自分の資格を活かしつつお仕事ができるのです。

webライターというお仕事を通して「歯科衛生士の仕事って、歯科医院で働くだけじゃないんだ!」と大きく価値観が変わりました。

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